股関節が痛い方

股関節は大腿骨の骨頭の球体が、骨盤側にあるお椀型の寛骨臼に収まっており、安定性が高く滑らかな動きができる構造になっています。
股関節に痛みがあるのは、股関節が固くなっているためということがあります。
そんな時に有効なのがストレッチです。
股関節を柔軟にするストレッチを行うことで痛みの軽減が期待されるのですが、このストレッチもやり方を間違えると痛みにつながることもあるので注意が必要です。
寝起きでいきなり開脚のような負荷の大きいストレッチは、逆に股関節を痛めることがあります。
起きたらトイレに行く、身支度を整えるなど少し動いてから少しずつ股関節を伸ばしていくと、ストレッチの効果を実感できそうです。
また腰をひねったり反らしたりといったポーズは股関節にも負荷がかかりますので、痛みがある時には避けておいた方がよいでしょう。
というのも股関節と腰とは連動していますので、腰への負担が股関節を痛めることにもつながりかねないためです。
本章では股関節の痛みを2つに分けて解説します。
股関節痛
股関節痛には股関節の痛みに加え機能障害が出ることもあります。
よく見られる症状は
・靴下が履きにくい
・足の爪が切りにくい
・和式トイレが使えない
・正座がしにくい
といったもので生活の質(QOL)が下がってしまうことも懸念されます。
予防法は
・肥満に気を付ける
・適度な運動やストレッチをする
・負荷をかけすぎない
などです。
変形性股関節症
股関節が痛い方のほとんどが変形性股関節症で女性に多く見られます。
痛みの原因は、年齢を重ねるにつれ股関節の軟骨がすり減って炎症を起こし、やがて変形していくこと。
また発育性股関節形成不全の後遺症や、股関節形成不全から変形性股関節症になる方が全体の80%といわれています。
日常生活では、ストレッチや軽い筋トレで股関節周辺の筋力をつけると痛みが軽減しますが、できるだけ股関節に負担をかけないようにし、肥満の場合は減量も検討してください。
普段からどういう時に痛むかをよく観察して、痛みが出にくい生活を意識することも大切です。
治療法は
・薬物療法
・温熱療法
・手術療法
などです。
股関節の痛みでお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
長年の痛みも改善されます。
やさしい施術のため安心して受けていただけます。