整体で施術ができる症状とできない症状
多くの方々が日常生活の中で感じる体の不調を改善したいと思い、整体やマッサージ、鍼灸や接骨院・整骨院などへ通院の経験が1度はあるのではないでしょうか?
しかし、整体や鍼灸・マッサージでありとあらゆる体の不調を改善できるわけではありません。
症状によっては施術を受けるべきではない症状もあります。
ここでは、整体で施術ができる(望ましい)症状と施術ができない(望ましくない)症状について解説します。
整体で施術できる症状
1.肩こりや腰痛など慢性疾患
肩こりや腰痛など多くの慢性疾患で通院・来院される方がほとんどでしょう。
セラピストの施術を受ける事で筋肉の緊張を和らげ、血行を促進させ痛みの軽減や解消をします。
2.関節痛
膝関節痛や肩関節痛が代表的で、姿勢の悪さや過度の運動、加齢に伴う関節の劣化などが原因としてあげられます。
施術では、関節の可動域(動き)を良くして、周辺の筋肉や靭帯のバランスを整えることで緩和します。
3.姿勢矯正
デスクワークや長時間のスマホの視聴、ソファーの座り方により猫背や骨盤後傾位などの姿勢不良から招く体の不調はよく見られます。
骨格や筋肉のバランスを調整して、正しい姿勢へとサポートをします。
4.疲労・倦怠感やストレス
精神的なストレスが溜まり、上手く解消できない事で体は緊張状態を作り、防御反応で筋肉は固くなります。
施術を受ける事で筋肉の緊張を和らげ、メンタル由来の倦怠感や疲労感、だる重い症状の緩和・軽減することができます。
5.スポーツによるケガのケア
スポーツをやっている事で、ケガはつきものです。
ケガをしてしまった場合、施術を受ける事ことでケガの早期回復を促進し、復帰のサポートをします。
整体で施術できない症状
1.急性のケガや骨折などの外傷
骨折や捻挫などの急性のケガの場合は整形外科を受診して診断を受けて下さい。
医師の指示に従って、適切な承知を受ける事で悪化を防ぐことができます。
2.内臓疾患
普段とは明らかに違う腹痛や、夜も寝られないほどの痛みがある場合、内科や専門医を受診しましょう。
例えば、鳩尾に強い痛みや腰に普段ではない程の痛みなどの症状がみられる場合、胃の病変や腎臓の病変などの疑いがかかります。
早期発見、早期処置が必要なケースがあります。
判断材料の一つとしては、安静にしていても痛みが絶え間なく続く場合はすぐに医療機関へご相談してください。
判断できない時はかかりつけ医に相談が理想的です。
3.感染症や皮膚の疾患
風邪やインフルエンザ、コロナなどの感染症や皮膚の疾患、これらの疾患には適切な薬物治療が必要です。
発熱、咳がひどい、皮膚の痒みが取れないなど、このようなケースでも医療機関を受診しましょう。
4.重篤な病気や疾患
がん・心臓病・糖尿病など重篤な疾患は医療機関で適切な治療・管理が不可欠です。
医療機関でしっかりと検査をして治療・処置をしてください。
まとめ
整体では適応できる症状と適応できない症状があります。
自分の抱えている体の悩みが整体で施術できるものなのか、事前に確認することが大切です。
お問合せで確認していただくこともできます。
かかりつけ医に相談後に整体にかかることも良いでしょう。
症状に応じた適切な医療機関の選択と、適切な施術法を理解して施術を受けることが大切です。