スポーツ障害でお悩みの方

同じスポーツを続けていくうちにスポーツ障害になることがあります。
「もっと練習したいのに痛くてできない」というジレンマに陥り、とてもつらい思いをする子供もいます。
スポーツ障害は同じスポーツを続けることで、体の同じ部位に負荷がかかり続け慢性的な痛みや炎症が起こります。
スポーツによって痛みが出る部位に違いがあり、それぞれスポーツの名前で「テニス肘」「野球肩・肘」「ランナー膝」などといわれることもあります。
予防法はウォーミングアップ・クールダウン・ストレッチを入念に行うこと、十分な休養とバランスのよい食事も有効です。
痛みが出た場合、できるだけ早いうちに受診し治療・対処しましょう。
無理をして続けていてもよいパフォーマンスは出せませんし、それどころかスポーツを続けられなくなることもあります。
また、治療しても同じスポーツを続けていると同じ部位が痛むことがあります。
その際も受診して治療しましょう。
ここから
・オスグッド病
・テニス肘・野球肘
・TFCC損傷後遺症
について解説します。
オスグッド病
オスグッド病は成長期に見られる一過性の病気で、特に跳躍やボールを蹴るような動きで痛みが出ます。
年齢で見ると10~14歳くらいが多く、原因は前ももの筋肉が膝のお皿の下骨を引っ張り、成長軟骨が剥離すること。
症状は、膝のお皿の辺りが熱を持っている、お皿の下骨が突き出るといったもので、休むと痛みも治まりますが練習するとまた痛む、ということを繰り返します。
対処法は
・練習前後にストレッチをする
・練習後はアイシングをする
・オスグッド専用サポーターを装着する
・あまり無理をしない
など。
テニス肘・野球肘
テニス肘はテニスのストロークを繰り返し行うことで肘に痛みが出ます。
テニス肘になるとテニス以外でもドアノブを回す、雑巾を絞るなど日常のちょっとした動作で肘や前腕が痛みます。
細かく見ると
・バックハンドストローク:肘の外側
・フォアハンドストローク:肘の内側
とストロークによって痛める部位が異なります。
治療はテニスを休み安静にしたうえで
・保存療法
- シップ
- 外用薬
- ステロイド注射
・手術療法
などです。
野球肘はスローイングを繰り返し行うことで痛みが出ます。
野球肘は成長期の子供と成長後の大人とで分けられます。
【発育型野球肘】
成長期の子供の場合、成長途上の骨端軟骨で障害が起こります。
【成人型野球肘】
成長完了後の関節軟骨や筋腱付着部で障害が起こります。
発育型・成人型ともに早期の治療が大切です。
投球を休んで安静にし、治療に専念しましょう。
特に成長期の子供は体が未発達なため、投球フォームも手投げになりがちでどうしても肘への負担が大きくなってしまいます。
痛みだけでなく怠さがあった時にも練習を休みすぐに受診してください。
治療は初期の段階であれば投球を休むだけで自然治癒も期待できますが、痛みを我慢して投球を続けた場合は手術をすることもあります。
他には
・マッサージ・ストレッチ・筋トレ
・体外衝撃波治療
・超音波治療
などがあります。
TFCC損傷後遺症
TFCC損傷後遺症は交通事故やテニスなどのスポーツで手首に強い衝撃を受け、TFCCが損傷した後遺症です。
TFCCというのは三角繊維軟骨複合体のことで、手首にある「尺骨」という不安定な構造の骨を支えている小さな軟部組織のことです。
TFCCの役割は手首の外側にかかる衝撃を吸収し、手首を安定させることで、複雑な動きができるのはTFCCという組織が正常に働いているためでもあります。
TFCCを損傷すると手首の小指側に慢性的な痛みがあり、手首を回したりひねったりするとさらに痛みます。
日常的な動きでは雑巾を絞る、ドアノブを回す、車のハンドルを操作するなどで痛みがあります。
TFCC損傷と診断されるとそれがスポーツによるものだった場合、一時的に休養し手首を固定する必要がありますが、当院では休養期間を最小限に抑えるための施術を行います。
そのためには手首だけでなく上腕や頚椎など付属部位も併せて施術しております。
また、TFCC損傷が改善した後に残った手首の痛みも、筋肉や骨格調整で改善していきます。
TFCCやスポーツ障害でお悩みの方はぜひ当院へ。
24時間予約受付しております。