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腰椎分離症・すべり症による腰痛
当院の腰椎分離症・すべり症に対する考えと施術方針
腰椎分離症とは背骨の椎弓と言う部分が分離した状態の事です。
成長期のスポーツ選手(野球・サッカー・バスケットなど捻る事やジャンプする事が多い競技)が発症しやすい疾患です。
症状は腰痛、下肢のしびれが主な症状です。
分離症が進行すると椎骨が押し出されすべり症になります。
胸椎・股関節の可動性
捻る事が多いスポーツで分離症・すべり症になる方の場合、胸椎・股関節の可動性が悪い事で結果的に腰に負担がかかり分離症になりやすいと考えられます。腰椎は前後の動きに強い背骨(前屈・後屈)であり回旋(捻り)に強い背骨ではありません。体幹の回旋運動は主に捻りに強い胸椎・股関節で行われます。胸椎・股関節の可動性が悪いことで腰椎が無理をして捻ろうとする事で分離症を招いてしまいます。
胸椎や肋骨の可動性、お尻周りの筋肉の柔軟性を上げ股関節の可動性を良くすることが最適です。
ジャンプで強い圧力
くり返しのジャンプ、着地をした際に腰に負担がかかり分離症を起こすケースがあります。
この様なケースの場合ハムストリングス(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)に強い緊張を持っている方が多いです。運動後にハムストリングス・ふくらはぎ・足首のケアを怠らない事が最適です。
筋肉と栄養
筋肉の伸張性や柔軟性、弾力にはミネラルが欠かせません。昨今では日本人のマグネシウムが枯渇していると言われています。マグネシウム不足により筋緊張の悪化をしているケースがあります。マグネシウムには筋緊張の緩和やリラックス作用があります。にがりの摂取や納豆・アーモンドなどに多く含まれるので積極的に摂取すると良いです。
スポーツ飲料の多飲も注意すべき点です。スポーツ飲料は糖分が多い飲み物です。糖の過剰は筋緊張を招きやすく、ミネラルを枯渇させる原因と考えられます。自家製のスポーツ飲料を持参することも大切です。
腰椎分離症・すべり症 当院の施術方針
まずは整形外科さんで画像診断をしていただきましょう。分離症・すべり症の進行具合を知る事が大切です。進行状態で施術対応をできると判断させていただいた場合、当院では関節ファシアリリースによる関節の位置情報の修正、頭蓋療法(クラニアルセラピー)、内臓調整、運動療法を行う事で筋緊張の緩和や脳の認知異常を戻していきます。腰椎分離症・すべり症を発症してしまった場合、3ヶ月から約1年の安静の期間が必要となる事があります。短期集中で即効性のある効果を望むのではなく、ご自身のどんな生活習慣で発症してしまったのかを考え、原因を突き止めて腰痛の解消をしていただいています。セルフケアをしていただく事でより早く解放へ向かいます。
ストレッチトレーニング
良くなった後にどんな運動をしていいか分からない。家では運動を継続できない。そんな方には当院のストレッチトレーニングをおすすめします。1回30分で上半身・下半身の動的ストレッチ運動が行えます。
腰椎分離症・すべり症でお困りでしたら豊明市の整体「豊明マッサージ療院」へお任せください
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